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profile
遠藤 理恵/えんどう りえ
「アロマテラピーKaorie/カオリエ」主宰
公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)総合資格認定校「ライブラ香りの学校」仙台校
薬局薬剤師として勤務中、自身のストレス緩和のためにハーブやアロマテラピーに興味を持ち勉強を始める。さらに補完医療として活用するためのアロマテラピーを学び、植物の恵みをセルフケアやホームケアに役立てるための学びの場として「アロマテラピーKaorie」を開講。現在は、アロマテラピーやハーブ、手作り石けんなど、趣味として楽しむクラスからアロマテラピーの資格取得を目指す方のクラスまで幅広く開講中。
アロマテラピーへの思い
私が、アロマテラピーと出会ったのは25年くらい前です。 休日のドライブで行ったハーブ園の想い出にと買った「ラベンダーの精油」がはじまりでした。開栓すると・・・ふぁぁと鼻腔を擽る心地良い香り。仕事や様々なストレスが生んだ“心のトゲ”みたいなものが丸く萎んでいくような、そして気持ちがとっても和らぐ、おだやかな気分を感じました。これって、あると楽。いや、絶対に必要じゃない!そんな風に感じました。でもこの時、アロマテラピーという言葉を私は知りませんでした。 アロマテラピーという言葉を知ったのはその後、薬剤師向け雑誌に掲載された「海外の代替補完療法」の特集記事を読んだときです。あの日の記憶が、アロマテラピーを勉強したい!と私を動かし、当時は仙台で学べるところが無かったので、休日は東京に通うという生活をはじめました。専門的なことを学んでいると、あれ、これって植物学、有機化学、解剖生理学、ガレノス製剤・・・。薬剤師の知識がベースにあると理解が早いし、薬剤師の私たちこそがすべきことじゃないかと思いました。 数年後、フィレンツェにある世界最古の薬局【Officina Profumo-Farmaceutica di Santa Maria Novella】(サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局)にも訪れました。中世の建造物そのままの店内には、薬草を使った化粧品や石けん、チンキ剤、リキュールがたくさんありました。 店名を直訳すると【香りの製薬工場サンタ・マリア・ノヴェッラ】です。アロマテラピーという言葉が誕生する700年も前から、香りは薬だったんです!当時の人たちは、そのメカニズムを理解せずとも香りがヒトに与える影響について知っていたんです。そして、薬剤師が製剤として利用していたということですよね。アロマテラピーは薬剤師がすべきこと!そう確信しました。 第十七改正の日本薬局方に収載されている精油は6種類、薬価収載精油は2種類。収載数はだいぶ減りましたが、賦香以外の用途も記載されているので日本でも香り(精油)は薬だったことが分かります。知人薬剤師が勤務する病院では、薬価収載の精油を使用し院内製剤としてアロマ保湿剤を利用しています。医療費削減になる上に香りもよいので患者さんからも大変好評だとか。 こう書くといいことずくめのようですが、皮膚に使用する場合は浸透性や刺激性を考慮せねばなりませんし、嗅覚は疲労に順応しやすい特徴もあるので使用する香りの濃度や時間にも注意が必要です。特に自律神経系に良い作用を期待する時は、好む香りを使用することが大切です。ヒトの生理反応に影響する有機化合物を使用するアロマテラピー。専門知識がある薬剤師がアロマテラピーをすることは、とっても理に適っていると思うのです。 朝起きた時、夜寝る時、イライラする時、落ち込んだ時、ヤル気を出したい時・・・好きな香りの精油があれば、いつどこでもその香りを嗅げばできるというのがアロマテラピーの良いところです。 難しいメカニズムはさておき、まずはあれこれ嗅いでみて、お気に入りの香りを探してみてはいかがですか?
資格
薬剤師
- 公益社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)
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- AEAJ認定アロマセラピスト
- AEAJ認定アロマテラピーインストラクター
- AEAJ認定アロマブレンドデザイナー
- AEAJ認定環境カオリスタ
- AEAJ認定ナチュラルビューティースタイリスト
- 一般社団法人 日本アロマセラピー学会
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- アロマセラピー学会認定薬剤師
- 東北地方会会長
- 一般社団法人 日本アロマ蒸留協会
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- キッチン蒸留ATRホームケアアドバイザー
- その他
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- georac® soap creator/ジオラックソープ クリエーター
- 森の香り里の香りコンシェルジュ
- KAORI CRETOR(2021.6取得予定)
- オーガニックコンシェルジュ(2008~2010)
- ハンドメイド石けん協会シニアソーパー(2011~2018)
所属学会
一般社団法人 日本アロマセラピー学会
一般社団法人 認知症予防学会
職歴・活動歴
1980年 東北薬科大学卒
病院薬局、調剤薬局などに勤務。非常勤薬剤師として現職中
- 自教室
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- 「アロマテラピーKaorie」開講(2005~) AEAJ認定教室(2008~2012)
- フランスメディカルアロマ「アロマ塾」(2009~2016)
- 「ライブラ香りの学校 仙台校」開講(2012~)
- 出張講座
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- 調剤薬局 ふぁるまブリエ マンスリーアロマ(2011~)
- 宮城県薬剤師会主催 「くすりと健康のつどい」 アロマコーナー(2014~)
- 公立学校共済組合健康管理講座「アロマテラピーセミナー」(2009~)
- アンチエイジング歯科学会認定メディカルアロマコーディネーター基礎講座(2010~2012)
- 宮城障害者職業センター アロマ講座(2011~2015)
- トミザワ薬局アロマ研究会 アロマ講座(2011~2018)
- SWITCHせんだい アロマ講座(2012~2017)
- 仙台青葉カルチャーセンター 石けん講座(2019~)
- 仙台市教職員組合 健康セミナーアロマ講座(2009、2010、2011)
- パナソニックショウルーム イベント講座(2009、2011、2016)
- 清月記 社員研修会 アロマ講座
- 仙台市学校給食センター 健康講座
- 地底の森ミュージアム ミツロウワークショップ
- ライフスタイルコンシェルジェ マンスリーイベント講座(2019、2020)
- その他、小中学校、高校や企業での講座開催、社員研修担当多数
- メディア
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- 「リビング仙台」・・・練り香水作り(2010)
- NHK仙台放送局「てれまさむね」・・・アロマモイストポプリ作り(2011)
- 仙台放送「Live Newsイット!」・・・手作り石けん(2020)
- 「河北ウィークリー」・・・宝石石けん(2021)
- 学会発表・寄稿
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- 日本アロマセラピー学会第19回学術総会(2016)シンポジウム6-3「調剤薬局でのアロマセラピー講座5年間の活動報告」
- 宮城県薬剤師会「県薬ニュース」(2020)リレーエッセイ「アロマセラピーに出あうきっかけ」
access
教室は仙台市の中心部、「本町2丁目」
仙台市内・宮城県内はもとより
他県からの通学にも便利です
宮城県仙台市青葉区本町2丁目7-13
遠藤建業ビル305
JR「仙台駅」 徒歩15分
仙台市地下鉄「広瀬通」 徒歩3分
仙台市営バス「商工会議所前」バス停 徒歩3分
「ハーネル仙台」向い「河合塾NEXT」隣り、
建物3階奥の部屋です。